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卒業研究展
本日から、研究室の卒業制作展が始まりました。
インタラクティブコンテンツデザイン展といいます。
就職活動中の卵たちがサイトを作っています。なのでコードは見ないで下さい・・・。
駅から遠く、曲がりくねった道を歩く隠れ家的な場所にあります。
この時期に卒業制作展を開いている大学が多いようで、
昼過ぎに宣伝も兼ねて他大学の展示会を見に行きました。
1.「卒展」女子美術大学 芸術学部 デザイン学科 VDコース
芸術学部だけあって、Web系のものはありませんでしたが、
絵本、漫画、油絵、などなど手製アートがいっぱい飾ってありました。
2.「apartment」多摩美術大学 情報デザイン学科 情報デザインコース
情報デザインということで、主にパソコンを使った展示物が多かったです。
ずらっと並べられたMac、テレビ。受付応対のすばらしさ。学生の展示会とは思えません。
ということで、とてもすばらしい展示会でした。
そして、今回の記事で言いたいことは、「展覧会に対する想い」です。
どちらの学校にも言えることは、
「展示会で作品を見て欲しい」という気持ちが現れていたことです。
受付ブースがあり、受付応対担当の人がきちんといる。
こちらの紙をどうぞと、アンケート用紙やパンフレットを渡され。
女子美術大学は有志の展覧会だというので、もしかしたら費用も実費かもしれません。
その一方、自分の展示会場のソファーでダベる学生たち。
もう、気持ちの差が明らかですよね。
展示会の提案も、会場の手配も、経費も先生にまかせっきりの展示会なのに、
学生にやる気があるはずがありませんよね。
「例年やってるからやりました。」
「先生がやろうって言ったからやりました。」
その程度のレベルなんです。私たちは。
その程度のレベルの人たちが「デザインセンスでは美大生に勝てない」とか、
そういう事を言うこと自体が、すごく恥ずかしいというか、傲慢というか。
これがプロの卵とシロートの差なんだなと実感しました。
それと同時に、私はデザイナーにはなれないな、ともはっきり感じました。
多摩美も、女子美術大学にも、展示会場には作品のそばにメモ帳が置いてあったんです。
作品についての感想を書いていただけるとうれしいです、みたいな。
自分の好きなものだけを、楽しく作りたいということは、何も悪くはありません。
ただ、それだとほぼ仕事にならないんですよ。ただ楽しいだけで。
誰かの求めるもの、誰かの考えを、それを可視化する、実現するのが仕事のデザインであって。
そのためには、作品に対する意見が欲しい、どう感じたか知りたい、という気持ちが出てくるのが当然です。
そこから、展示会を開くということにつながっていくのでしょう。
今日は、本当に勉強になりました。
そして、本当に情けなくて、ばからしくて、怒りを覚えると同時に、
私も自分の分野で、もっと創作したい、研究したいという思いが強くなりました。
他の大学の展示会に、ぜひいったらいいと思います。
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