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コーダーかプログラマーか
「彼女は、Web制作会社のSE、プログラマーでの就職が決まっています」
と、先日研究室の教授から紹介された。
「彼女」とは、無論私のことです。
が、
・・・なんか、違う。
第三者的な視点から見たら、
Webとは全然関係ない世界にいる人から見たら、
確かに私はプログラマーなのかもしれない。
だけど、SEって、システムエンジニア?
HTMLとCSS書くのがシステムエンジニア?
それがすごく腑に落ちなくて、今日までずっと引っかかっていた。
別に、呼ばれ方なんてどうでもいいじゃんって、そう考えればすむことなんですが、
「SE」と呼ばれること、紹介されることがどうしても、腑に落ちなくて。
だって、私はシステムなんてこれっぽっちも作っていないんです。
私がしていることは、文章構造のマークアップと、インタフェースデザインを形成するためのプログラミングだけ。
それでも、自分の仕事を紹介するときに
「プログラマーだよ」ではなく
「ホームページ作る人だよ」と言うのは、
私がWebデザイナーに対して劣等感を持っていることの現われでしょう。
そして、プログラマーに対して抵抗を持っているからだと思います。
私も、はじめからコーダーがやりたかったわけではなくて。
はじめは、大まかな意味での「Webデザイナー」になりたかった。
そこから、現在の「コーディングがしたい」につながっていくのですが、
私のWeb制作への入り口は、プログラマーではなくデザイナーでした。
「Webデザイナーにならなかった」のではなく、「なれなかった」というのが自分の中のどこかに、かすかにあって、
それがこの違和感をもたらす要因なのだと思います。
そして、さらに私の大学というのは、SE関連の求人が多くて、学生内では
「SEとは、デザイン会社、ゲーム会社、映像会社に就職できなかった人が仕方なく就職する職業」
という、暗黙の印象があったように思います。
実際の仕事の重要度はどうかというと、
私はコーダーなんかよりもずっと、SEの方が重要だと思っています。
システムを組むのは、明らかにSE、人間じゃないとできないけれど、
ただ見栄えだけのWebサイトを作るためのコーディングは、機械でもできるからです。
それでも、私の大学には大して努力もせずに大学に入っただけで
そういった、見かけの華やかな業界に就職できると思っている人が大半で、
結果的に「SEにしかなれなかった」「しかたなくSEになりました」という学生のほうが多いです。
そんないきさつがあって、
自分はデザイナーではない、と否定しながら、
プログラマー、エンジニアとして扱われることに少なからず違和感を覚えるんです。
仕事の重要度は、デザイナーもプログラマーも同じはずなのに、
どうしてこういう変な意味をつけて解釈してしまうんでしょうね。
そんな自分がすごく嫌です。
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