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strongとemの違い
今まで、文章の強調といえば、emタグではなくstrongタグしか使ってこなかったのですが、
今度、授業資料にマークアップ概論(みたいなもの)を盛り込むにあたって、
em(強調)、strong(強い強調)の2段階の強調の説明はどうすればいいんだ?と感じたので、
emとstrongの違いを調べることにしました。
ネットを調べた結果、一番納得したのが下記。
em要素とstrong要素(以下、引用)
英語の活字文書において、太字で書かれている箇所はより強い調子で読まれるべき箇所、読者に強く注意を喚起したい箇所であり、これは日本語での強調という言葉にそのまま該当するものだと思います。日本語の活字文書で同等の表現をするとすれば、同じように太字にするのがおそらく妥当でしょう。または、字を大きくするとか。
一方、斜体は、強い調子でというよりは、その文脈において語句の持つ通常一般の意味とは違う使われ方をする場合に用いられているような気がします。だから強調と呼ぶのはややニュアンスが違っていて、通常とちょっと異なる調子(異調?)とでも言われるべき箇所なのではないかと考えています。また、日本語の活字文書においては、傍点をつけたりとか、または鉤括弧や引用符で囲ったりするのが、この英語における斜体に相当する表現になるのではないかと思います。
さらに調査を重ねると、
どうもHTML5の仕様書にこのナゾを解くヒントがあるようで。
簡単に説明すると、
emは、文脈によって変わる強調、
strongは、文脈によらない強調、だということです。
これを聞いて、高校英語の問題で、二つの文章が出てきて、
「この文章で強調して読まれる部分はどこですか?」
っていう設問があったのと一緒じゃないかと思い出した。
たとえば、
I like apple(リンゴが好きです。)
という文があったとします。
この前に、
Do you like apple?(リンゴ好き?)
という質問が来ていたら、
I like apple(リンゴ好きだよ。)
と答えます。
が、もし
Do you like Orange?(オレンジ好き?)
という質問が来ていたら、
I like apple(リンゴが好きなんだよ。)
と答える場合もあるでしょう。
このように、文脈に依存する強意、
(英語で言うとアクセントに当たるのかもしれません。)
これにはemを使うようです。
そして、strong。
これは、文脈に依存しない強調。
「ここに入ってはいけません」とか、
「手の届かないところに保存してください」
とか、注意を喚起するというか、明らかに強調するというか、
この要素は重要です、というプライオリティ、優先度を示すというか。
HTML5の仕様書にも emが「強調」というふうに書かれていたのに対し、
strongが「重要」というふうに書かれていた。
文脈的なアクセントとしてemを用い、
重要度を示すのにstrongを用いる。
この点が、二つの明確な違いではないかと考えました。
>斜体では日本語だと読みづらくなりそう…。
だからCSSがあるんだろうがよ!(笑)
私はスタイルシートなしの状態で斜体になるのが嫌、というのが正直、emを使わない理由のひとつとしてありましたが、スタイルシートありの状態では太字にでもノーマル書体にも色指定もできます。
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