World of granshe.
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HTML5で追加されたタグとその使用法
今回も参照させてもらったサイトを以下に(敬称略)。
- HTML5 W3C working draft
- livedoor labs EDGE
- EDGEのトップページをHTML5化した件について:Blog hamashun.com
- HTML5のセクション(その2):vantguarde
間違いを発見した場合、ご連絡いただけると勉強になるのでとても嬉しいです。
連絡先:granshe@jcom.home.ne.jp
section
文章の章を表すのに使う。ある程度意味の同じコンテンツをまとめる。
一般的にheader要素と共に用いられ、footer要素をともなうこともある。
header
見出しを表す。
基本的に、サイトのタイトルとタグライン・サブタイトルを示すheadline要素(h1~h6の見出しタグ)を囲むのに用いる。
また、section要素のタイトル・サブタイトル、文章の概略や説明を示すために使用してもよい。
header要素は、h1と同様高い重要度を持つというように解釈される。
footer
その文章を誰が書いたのか、いつ書いたのか、関連している記事はどれか、などをマークアップするためのタグ。
footer要素の中に著作者の連絡先を入れる場合、その部分をaddressタグで囲まなければならない。
addressタグは、記事に対する直接の連絡先以外をマークアップしてはいけない。
たとえば郵便番号とか、会社の住所とか。
(それらが本当に記事の直接の連絡先だったらOKだが、メールアドレスで記事に対して対応するのが一般的な気がするので、その場合はメールアドレスをaddressでマークアップする。)
ちなみに、footer要素は必ずsection要素の後ろに来なければいけないわけではなく、「次のページへ」などといったコンテンツの上部・下部に共通のリンクがあった場合は、header要素の前にfooter要素を持ってくることも可能。
以上のsection、header、footerは、それぞれが入れ子にはならず、並列の関係である。
article
独立した文章の部分を囲む。
header要素、section要素、footer要素を囲んでひとつの記事とするもの。
articleでマークアップする例としては、フォーラムの投稿や、雑誌・新聞記事、ブログエントリ、ユーザコメントなどが挙げられる。
articleタグを入れ子にする場合は、親のarticleと子のarticleに関連性がないといけない。
たとえば、ブログエントリでコメントを表示する場合は、ブログエントリとそのコメントをarticleタグでくくり、入れ子にしてもOKな例だという。
<article>
<header>ブログエントリ</header>
<section>内容</section>
<footer>著作情報</footer>
<article>
<header>コメント</header>
<section>コメント群</section>
</article>
</article>
という感じになるということだろうか?(予想)
footerタグに入れる作者情報は、article要素と結びつくが、
入れ子の中にあるarticleには適用されないそうだ。
また、article要素内にあるheader要素、footer要素はその記事のヘッダー・フッターと解釈され、
body直下(articleの外)にあるheader要素、footer要素は、そのサイト全体のヘッダー・フッターというふうに解釈されるようです。
だんだんややこしくなってきましたね!
nav
ページ内の関連リンクや、他の関連するページへのリンク集合、
つまりナビゲーションリンクをマークアップするもの。
かといって、ページ内のナビゲーション的なリンクをすべてnavタグで囲む必要はなく、
主幹となる(primary)ナビゲーションに対して囲めばよい。
ただ、サイトの下部によくある「お問い合わせ」「サイトマップ」などといった、サイト共通のユーティリティ系のリンクは、footerタグで囲んでくださいとのこと。
aside
本編から少しそれた、追記とか、その周辺のものをマークアップするときに使用する。
たぶん、「余談だが」あたりをマークアップするときに使用されると思われます。
dialog
ミーティング、チャット、台本など、会話文をマークアップするのに使う。
<dialog>
<dt>発話者</dt><dd>発話内容</dd>
<dt>発話者</dt><dd>発話内容</dd>
</dialov>
として使う。
定義リストの派生系といった感じだろうか?
mark
テキストにハイライトを入れる(蛍光マーカーで線を引く感じ)。
たとえば、引用文を使用するときや、翻訳の原文として使用するときなどに、
「その文章の書き手は強調していないけれども、自分はこの部分を強調して読んでもらいたい」
というときなどにその部分をmark要素でマークアップするようだ。
また、
<p>The highlighted part below is where the error lies:</p> <pre><code>var i: Integer; begin i := <mark>1.1</mark>; end.</code></pre>
のようにcode要素の中の計算式の答えをmarkでマークアップしている例文があることから、
「それ単体では意味を為さないが、注目して欲しい点」
「何かの過程を示していて、前の過程との変更点」
を示したいときに使うのかなと思いました。
time
日付、時間をマークアップするタグ。
たとえば、
<time datetime="2009-04-04T14:00">昨日の昼</date>にブログ更新しました。
という使用法もできるし、
単に
今日は<time>8:00</time>に起きました。
というようにもできるらしい。
他にも種類は色々あったのですが、
私が使えそうな範囲はこのあたりまででしたので、ここでご紹介させていただきました。
全体を見て思ったのが、
「HTML5はブログのマークアップ用に作られてる気がする」ということ。
普通にWebサイトを作っていて、ひとつのページ内に全然違うテーマの文章が存在するのは稀だと思います。
ブログでは基本的に記事が新しい順に並んでいくので、内容の違う記事が一挙に同じページにあがることになり、このarticleといったタグの必要が出てくるのだと思います。
HTMLにおけるマークアップの対象も、論文などの一貫した文章から、ブログ・日記などといった散文的なものに変わっていっていますし、時代の流れ、ですね。
これでブログを構築したら面白そうだなと考えてます。
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