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マンガで分かるHTML5
1ヶ月ぶりの更新になってしまいました!
面白い記事を見つけたのでご紹介。
“Misunderstanding Markup” 日本語訳
HTML5の背景を知ってれば特に引っかかる部分はないのですが、
やっぱりちょっと技術者よりで分かりにくいなーってとこがあるので、
一連の流れを解釈してみたいと思います。
まず、
XHTML2.0のワーキンググループが終了になったけど、
それでXHTMLがなくなるわけじゃないということ。
XHTMLはHTMLをXML化したもので、その2つには共通点があります。
マンガ上では、HTMLをミルク、XHTMLをチーズと表現して、
原料は同じ牛乳ですよ、と示唆してるんだと思います。
でも、XHTML2(マンガ上では豆乳)は牛乳ではなく大豆からできていて、
牛乳とよく似ているけれど、その構成要素、成分は全く異なります。
(記事上では、HTMLとXHTML2に共通点はない、としか言及していませんが、
おそらく、XHTMLとXHTML2も違うものなんだと言いたいのだと思います。)
だから、XHTML2がなくなるとしても、XHTML自体がなくなるわけではないと。
ここからどうHTML5につながるのかと言うと、
今まで、DOCTYPE宣言というものがありました。
HTMLだと
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd">
XHTMLだと
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
というように、DOCTYPE宣言をつけていました。
これが、HTML5では
<!DOCTYPE html>
(たったこれだけ!)に統一。
つまり、HTML文法で書こうが、XHTML文法で書こうが、DOCTYPE宣言としては「<!DOCTYPE html>」だけ、
ということになります。HTML5は、HTMLの文法はもちろん、XHTMLの文法でも記述できるのです。
ということで、とっても自由度があがりそうですね。
ただ気になるのは、1枚のHTMLの中にHTML構文とXHTML構文が混ざっていた場合どうなるんだろう?
ということ。DOCTYPEではHTMLなのかXHTMLなのか判別できないから、
今まで記述エラーとされてきたものたちはスルーされていくようになるんだろうか?
(α版のHTML5バリデータではふたつの文法が混在していても記述エラーとして出てきませんでした。)
といった疑問が。まあまだ草案だし、こんなこと考える段階じゃないか。
ちなみに、マンガ中に
「HTML5はサポートされてないじゃないか!」
という言葉が出てきますが、
たしかにHTML5から出現する新しいタグたち(<header><footer>等)はサポートされていません(IEでは)。
が、今まで作ってきたHTMLやXHTMLのDOCTYPEをHTML5のもの(<!DOCTYPE html>)にかえても、表示は全く問題ありません。
たぶんそういった意味合いで、「サポートってどんな意味だい?ちゃんと定義しようよ」
というフレーズが続いているのではないかと推測。
文法エラーは出ますけどね!
ということで、小難しい話でもマンガにすると少しはとっつきやすくなるなーと思いました。
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