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JSに対するアプローチ
いま、長期休暇をいただいていまして、先週の後半から、今週いっぱいお休みです。
このくそ忙しい時期に恐縮だったのですが、心身ともに限界だったので決断しました。
今までは休みの日も、会社のメールを見たりすることが多かったのですが、今回は一切していません。
そのくらいの気持ちで休みを取らないと、たぶんリフレッシュできないんじゃないかと思いまして。
と前置きが長くなりましたが、今回は特にお役立ち情報などはなく、独り言レベルなんですがふと思ったことを書きます。
私はいわゆるマークアップエンジニアなので、必要に応じてJSに触れているわけですが、
私がJSに触れるきっかけになったのは、大学時代の卒業研究でした。
何かコンテンツを作りつつ研究をする必要があって、当時あまり好きではなかったJS(JQueryベースですが)を使ってコンテンツを作りました。
幸か不幸か、結果的に社内でJQueryを使う機会が増え、ちょこちょこと書いたりすることになりました。
(それがなければJSなにそれ?なんかうざいアニメーションするやつですよね?ヤダヤダ。みたいな感じで入社していたので、本当に運が良いとしか言いようがないのですが)
そんなある日、会社の後輩から『マークアップ見てください!』と依頼されたので、 サイトを見てみると、JSプラグインのオンパレード。
ロールオーバー時には、ボタンがフェードで切り替わるようになっているし、
『ページトップへ戻る』リンクにはいわゆるスムーススクロールがかかっているなどなど、プラグインの多さにも驚きましたが、アニメーションの発想が豊富でとても驚きました。
ここでは、彼のやり方がよくない、と言いたいのではなくて、職種によって、Web制作へのアプローチがこんなにも違うのか、ということなんです。
プラグインを用いてアニメーションを多用した彼は、もともとFlashの方面を得意とする人でした。
HTMLあがりの自分は、Webサイトに対して「アニメートさせる」概念があまりなく、
JSで何を実装するかというと、ロールオーバーだったり、ナビゲーションのカレント表示を自動で行うとか、高さ揃えとか、『必要だから』使うことが多く、アニメーションのように、よりリッチな体験を与えるような『+α』のスクリプトはほとんど書いてきませんでした。
よほど難しいものではない限り、プラグインも使うよりも、自分でJSを書くことのほうが多く、あまりプラグインは使いたくないなぁと思っています。
Flashあがりの後輩は、Flashに関する知識がベースとしてあるので、何かと動き(アニメーション)に対する発想が豊富です。
そして、何か実装しようと思えば、ライブラリ(プラグイン)を検索し、それをどんどんつけて実装していきます。
たぶん、Flashはいろんなライブラリを組み合わせて動かすことが多いので、たくさんプラグインを使うことに抵抗がないのでは?と思いました。
この二人のアプローチの差が何かというと、「Flash屋がJSやってる」のか、「HTML屋がJSやってる」のか、の差だと感じたんです。
(ただ、彼の他にFlashに造詣の深い同僚がいないので、一概に職種で方向性を分けることはできないのですが・・・。)
私は今までずっとHTMLを触ってきてそろそろ10年たつわけですが、Flash屋の彼のようなアニメーションに対する発想がなく、正直なところ、うらやましく思う自分がいます。
ただ、それをうらやましく思うだけではなくて、今までの自分のアプローチを見直すきっかけにもなったので、後輩にはとても感謝しています。
ベストプラクティスは時代によって変わります。『自分のやり方』をずっと持ち続けるのではなく、その時代、ニーズにあわせて、アプローチの方法は積極的に検討していこうとあらためて感じました。
CSS3でアニメーションが実装できるようになり、アニメーションに無縁だった、私のようないちマークアップエンジニアでも、アニメーションのアイディアとか、見せ方を提案していくような時代になっていくんだろうなと感じています。
お客さん相手の案件だと、あまり前衛的なアニメーションを導入する機会は多くないと思いますが、依頼されたときに、できます!と胸を張って言えるように、これからも精進していきたいと思います。
と、まとめてみました。
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