World of granshe.
HTMLやCSS、JavaScriptに関する話題を中心に、Web制作について知ったこと、覚えておきたいことをメモしておく個人的スペースです。
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分業のおしごとへの葛藤1
こんばんわ、ゆーりです。
3月も終わりに近づき、かなりチラシの裏になっていて申し訳ありませんが、
どうかご了承ください。
このブログにも何度か書いていますが、
私は受託でWeb制作を請け負う会社で働いていて、
仕事は、ディレクター、デザイナー、コーダーで分業することが多いです。
特に私が働いている部署は、わりと大規模な構築案件を請け負うことが多かったので、
部署内のメンバーもデザインとコーディングを兼任する人はほとんどいませんでした。
とはいえ、元々コーディングしかできなかった私は、会社に入る前からWeb制作を分業でやることが多かったので、
「こんなデザイン組めなくない?」という状況には慣れていたので、逆に
「こんなデザイン組めないよね?というのをどうやって組むかが、自分の腕の見せどころだ」
と思っていました。
それに変化が訪れたのは、私が在職して、3年を過ぎて仕事にも慣れてきたころ。
CSS3が使われはじめ、スマホサイト、RWDサイトの案件が増えはじめたころでした。
今でこそフラットデザインが流行っていますが、
当時はCSS3が微妙に知られ始め、角丸やグラデーションがCSSでできるらしいよ!という情報だけがひろまり、デザインで多用され、
CSSで組んだら「IEでも同じ見た目じゃないとダメだって」といわれ結局画像で組みなおしたり。
角丸&グラデーションのボックスがあるたびに、たくさんdivを増やしたり、文字量が増えても大丈夫なように、背景画像を伸ばして実装してあげたり。
CSS3くらいならまだよかったのですが、
RWDにもなると、PCとSP、ワンソースで提供するにもかかわらず、そもそものワイヤーフレームの時点で、明らかにPCサイト/スマホサイトでコンテンツが違っていたり。
デザインで出来上がったものを見ても、PC幅、SP幅で使いまわすはずの画像の縦横比が違っていたり。
そしてそれと同じころ、キャリアをある程度積んで、周りが見えるようになって、
仕事を進めていくうえで納得ができないことも増えた。
先ほど挙げた例もそうですが、
自分よりも経験の浅いディレクターと組む機会が増え、お客様にちゃんと説明できてるのかな?と疑問に思ったり。
それとは逆に、自分が仕事でミスをしたときは、お客様とやり取りするディレクターが謝ることになる。
「謝るのがディレクターの仕事だから」
と言ってくれたけれど、申し訳なく思ったし、
自分で責任が取れればと感じることが多くあった。
それが積み重なっていくうち、分業で働くことに、ストレスを感じ始めるようになっていきました。
どうしてそうするのか、の理由がほしかった。
理由さえわかれば、divだらけのサイトだって作るし、IE8用のCSSを書くことだって納得できた。
理由さえわかれば、お客さんの要望に合う、別の方法を提案することだってできるかもしれない。
「自分ではどうすることもできない」部分が多いことにフラストレーションを感じ始めていた。
だから、仕事の全てを自分で全てできるようになれば、納得ができると思った。
自分ではどうにもできない「他人のせい」を少なくして、「自分のせい」の範囲を増やしたかった。
この会社でそれをするには、自分ひとりで案件を回せるようになるという選択肢しかない、と考えた。
でも、それを思いついたときには、既にフロントエンドエンジニアとしてのキャリアを積みすぎていた。
というよりも、もはやフロントエンドエンジニアとしてしか使い物にならなくなっていた、というほうが正しい。
私がディレクションもやり、デザインもやるということは、一人で回せる規模の案件しかやらないことになる。
大規模案件を持って、設計、JS、CMS構築にまで携わってきた人間が一人抜けることと同じだ。
そして今さら、ディレクションやデザインを学んだところで、ものになるのはずっと先だろう。
それは、会社にとってメリットがあるのか?
という疑問を、説得できる言葉が見つからなかった。
きっと私が、本気でそれをやりたいと言ったら、会社はきっとそのチャンスを提供してくれたと思います。
でも、それを提案できるくらいの、本気度と、覚悟が、私にはありませんでした。
その先も、その働き方で生きていくのか?と自分に問いかけたとき、
「そうだよ、ディレクションも、デザインも学んで、この会社でずっと働いていくんだ。」
という気持ちにはなれなかったのでした。
3月も終わりに近づき、かなりチラシの裏になっていて申し訳ありませんが、
どうかご了承ください。
このブログにも何度か書いていますが、
私は受託でWeb制作を請け負う会社で働いていて、
仕事は、ディレクター、デザイナー、コーダーで分業することが多いです。
特に私が働いている部署は、わりと大規模な構築案件を請け負うことが多かったので、
部署内のメンバーもデザインとコーディングを兼任する人はほとんどいませんでした。
とはいえ、元々コーディングしかできなかった私は、会社に入る前からWeb制作を分業でやることが多かったので、
「こんなデザイン組めなくない?」という状況には慣れていたので、逆に
「こんなデザイン組めないよね?というのをどうやって組むかが、自分の腕の見せどころだ」
と思っていました。
それに変化が訪れたのは、私が在職して、3年を過ぎて仕事にも慣れてきたころ。
CSS3が使われはじめ、スマホサイト、RWDサイトの案件が増えはじめたころでした。
今でこそフラットデザインが流行っていますが、
当時はCSS3が微妙に知られ始め、角丸やグラデーションがCSSでできるらしいよ!という情報だけがひろまり、デザインで多用され、
CSSで組んだら「IEでも同じ見た目じゃないとダメだって」といわれ結局画像で組みなおしたり。
角丸&グラデーションのボックスがあるたびに、たくさんdivを増やしたり、文字量が増えても大丈夫なように、背景画像を伸ばして実装してあげたり。
CSS3くらいならまだよかったのですが、
RWDにもなると、PCとSP、ワンソースで提供するにもかかわらず、そもそものワイヤーフレームの時点で、明らかにPCサイト/スマホサイトでコンテンツが違っていたり。
デザインで出来上がったものを見ても、PC幅、SP幅で使いまわすはずの画像の縦横比が違っていたり。
そしてそれと同じころ、キャリアをある程度積んで、周りが見えるようになって、
仕事を進めていくうえで納得ができないことも増えた。
先ほど挙げた例もそうですが、
自分よりも経験の浅いディレクターと組む機会が増え、お客様にちゃんと説明できてるのかな?と疑問に思ったり。
それとは逆に、自分が仕事でミスをしたときは、お客様とやり取りするディレクターが謝ることになる。
「謝るのがディレクターの仕事だから」
と言ってくれたけれど、申し訳なく思ったし、
自分で責任が取れればと感じることが多くあった。
それが積み重なっていくうち、分業で働くことに、ストレスを感じ始めるようになっていきました。
どうしてそうするのか、の理由がほしかった。
理由さえわかれば、divだらけのサイトだって作るし、IE8用のCSSを書くことだって納得できた。
理由さえわかれば、お客さんの要望に合う、別の方法を提案することだってできるかもしれない。
「自分ではどうすることもできない」部分が多いことにフラストレーションを感じ始めていた。
だから、仕事の全てを自分で全てできるようになれば、納得ができると思った。
自分ではどうにもできない「他人のせい」を少なくして、「自分のせい」の範囲を増やしたかった。
この会社でそれをするには、自分ひとりで案件を回せるようになるという選択肢しかない、と考えた。
でも、それを思いついたときには、既にフロントエンドエンジニアとしてのキャリアを積みすぎていた。
というよりも、もはやフロントエンドエンジニアとしてしか使い物にならなくなっていた、というほうが正しい。
私がディレクションもやり、デザインもやるということは、一人で回せる規模の案件しかやらないことになる。
大規模案件を持って、設計、JS、CMS構築にまで携わってきた人間が一人抜けることと同じだ。
そして今さら、ディレクションやデザインを学んだところで、ものになるのはずっと先だろう。
それは、会社にとってメリットがあるのか?
という疑問を、説得できる言葉が見つからなかった。
きっと私が、本気でそれをやりたいと言ったら、会社はきっとそのチャンスを提供してくれたと思います。
でも、それを提案できるくらいの、本気度と、覚悟が、私にはありませんでした。
その先も、その働き方で生きていくのか?と自分に問いかけたとき、
「そうだよ、ディレクションも、デザインも学んで、この会社でずっと働いていくんだ。」
という気持ちにはなれなかったのでした。
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