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World of granshe.

HTMLやCSS、JavaScriptに関する話題を中心に、Web制作について知ったこと、覚えておきたいことをメモしておく個人的スペースです。
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入社10ヶ月目

なんだかんだ言って、Web制作会社に就職して9ヶ月が経ち。
現場配属は入社の後2ヶ月後だったので、現場で仕事をし始めてようやく7ヶ月が終わりました。

入社する前から、Web制作は独学で経験をつんできて、
小さな会社ではありますが、お金をもらってWebの仕事をしたこともありました。
もしかすると、スキル的な伸びしろは少ないのかもしれないと、思ったことも正直あります。

実際、会社に入ってから一番学んだのは、
「効率よく仕事をする手法」。
それは例えば一斉置換作業を行うためのツールだったり、正規表現だったり、
目的のフォルダにアクセスしやすくするランチャーだったり。
更新前後のサイトの差分ファイルをまとめやすくするツールもあり。
(いまだに差分抽出作業はニガテです。)

コミュニケーション技術がかなり求められるということも、よく分かりました。


それでも、技術的なスキルが全く伸びなかったわけではなく。
「ちょっとできる」ということに対して、挑戦させてくれる場所だったというのは、本当にありがたいです。

この、仕組みを考える、構築する、頭を使う仕事というのは、
年を重ねるごとに、どんどん新しいものが出てきて、考え方が変わって、成長していけるものだと思います。


私はWeb制作という仕事が大好きで、
この仕事に就けたということは、本当に運が良かったとしか、言いようがありません。

仕事は繁忙期だと結構遅い時間まで作業が必要になるので、
眠い、キツイ、辛い、しんどい、と思ったことは何度かありますが、
Web制作が嫌いだと思ったことも、辞めたいと思ったこともないと思います。
幸い、会社おとまりは1回も経験していないので。


そろそろ、FirefoxもCSS3に対応し始めたようなので、
本格的に動き出さないと。と思って筆を執りました。
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齟齬

Web制作の現場に入って4ヶ月半が過ぎました。

1年くらい仕事をしていたような気がするし、
あっという間に10月か、という感想でもあるけれど、
期間にしてみるとまだ4ヶ月ちょっとしか経ってないんだなとも思う。

その間に、たくさんの経験をさせてもらった。
自分が仕事の上ですべきことは、確実に、早く作業をすることなのだと思う。
それでもいまだにミスが減らなくて、仕事が早くなったという実感もほとんどないけど。

毎日遅くまで働いているけれど、働くことは楽しいし、周りは本当にいい人ばかりだ。

だけどときおり、
このままどこまでゆくのだろう、と思うことがある。


毎日、同じディレクターから違う更新が入り、
毎週、定期的に更新作業をこなし、
毎月、同じ箇所のHTMLをまるごと入れ替える仕事。

会社のための仕事。

でも、そこから得られることが全くないわけじゃない。
毎月同じ更新作業なのに、不思議なことに毎月新しい発見がある。
それでも、いつか終わりが来るんだろうとは思う。


たくさんのマークアップをしたい。
デザインを見た瞬間に、マークアップが一瞬にしてひらめくような、そんな体験をしたい。
それには、仕事以外でマークアップを学ばなければ。


新しい技術を学んでも、使える場所がなければ意味がない。
今の自分には、新しい技術より、新しいマークアップが必要だ。

説得力のあるマークアップを。
デザインを犠牲にしないマークアップを。
HTMLを汚さないマークアップを。

意識はしていても、仕事の中ではどうしても忘れてしまう。
今のマークアップのスピードだと、忘れざるをえない。
もっと早くマークアップして、もっと早くコーディングができたら、
もう一回り成長できるだろうと思う。

仕事に自分の趣味を合わせるんじゃなくて、
自分の趣味を会社の仕事に生かしていきたい。

「Web制作系雑誌は綺麗ごとばかり書いているから嫌いだ」

と、研修中に上司が言っていた。

研修中は全くその意味が分からなかったけれど、
現場配属3週間目にしてようやく理解できた気がする。

それは、雑誌に書いてある「理想」と、
現場でやらなければならない「現実」が違っているからだろうと思う。


Web制作系の雑誌には、お役立ちの情報がけっこう書いてあって、
学生時代はそれをインプットして学んできた。

でも、今実際それを使っているかというと、そうではない。
むしろ、会社に入ってからテーブルレイアウトを覚えたくらいだ。


今までは、テーブルで組まれたサイトを見るたび、
「テーブルレイアウトなんてありえない、こんな汚いコードを作っているなんて信じられない」
と思っていましたし、今もそうですが、

けっこうそういうサイトを運用していることが多くて驚きました。
そして、そういうサイトを運用しているのが紛れもなく自分だということも。

こういう現状を、自分自身は割り切れない人間だと思っていましたが、
けっこう、割り切って作業できている自分がいます。
(テーブルレイアウトの方法が分からないので苦戦してるし嫌だなという面はありますが)


それよりも、「Web標準だ」と言って、決められたパーツを作ってデザインをすることに、
嫌悪を感じ始めてきている自分がいます。

idや複数のclassを使って、決められた範囲内である程度の自由なデザインを作る。
マージンを調整するためだけのclassの存在。
「Web標準」と謳えば謳うほど、デザインは限られていく。
決められたパーツを使って、それにあわせて作れと言う。

デザインの統一、と言われれば確かにそうだけれど、
結局、Web標準ってデザインの制限するだけじゃん。
実際現場ではやっぱりそんなもんなんだなというのが、率直な気持ちです。


ただ、だからテーブルレイアウトする。Web標準なんて辞める。というわけではなくて。
現場でも使える、もっとスマートな方法があればいいのに、と思います。

テーブルレイアウトだって、クライアントがそう望むのであればそうするだけ。
Web標準もそう考えればそうなんだけれど、割り切れないのは、
マークアップに対する思い入れが強いからだろうなあと思います。

「結局、Web標準ってデザインの制限するだけじゃん。」
って言われるのはやっぱりつらいので。


「Web制作系雑誌は綺麗ごとばかり書いている」という意見は理解できたけれど、
私の場合それが「嫌いだ」と言う理由にはなりません。

理想と現実が違うなら、精一杯埋める努力をしたい。

そう感じました。

現場投入2週間で分かったこと

今週で会社の現場に投入されてから2週間です。

もちろん、新規案件ひとつを丸ごと任せられるようなことはないけれど、
コーディングにまつわる色々なお仕事のお手伝いをさせてもらってます。

正直、現場に行く前は
「運用とかばっかりだったら働いていけないかもしれない」
「ひたすらコピペする作業は向いてないかも」

とか思っていたのですが、全然そんなことありませんでした。

一つひとつの仕事が楽しい!
そんな毎日です。

部署にコーダー的な同期がいないこともあって、
焦りとか功名心とかがなく、時間に追われつつものびのび作業しています。


今まで、個人的にマークアップはしてきたし、アルバイトでもWeb制作に携わってきたけれど、
本当に「検品は大事」ということが身にしみました。

今まで、流し込んだテキストが間違っていること・・・というよりも、
テキストの間違いを指摘されたことがあまりなかったので、
こんなにミスが見つかるものなんだなあと閉口してしまいます。

title、keyword、descriptionなどメタ情報、
画像の代替テキスト不備、
レンダリングチェック不備、
文章のコピペミス、
リンクの貼り間違いや置換ミスなどなど・・・

挙げていけばキリがありません。


あとは、基本的なことですが、報告、連絡、相談。

最近これがおろそかになってきていて、ディレクターの方に
「いまあの案件どうなってるー?」と聞かせてしまう始末。

気が緩んできている証拠です・・・これは気をつけねば!

対策
ページのどこを変更したのか明確にし、変更点をリストアップしてチェック。
制作フェーズがひと段落したら必ず関係者に連絡する。

以上を肝に銘じて、来週も頑張ります。

「好きなことは仕事にしちゃいけない」理由

タイトルどおりですが、
最近ようやく、「好きなことは仕事にしちゃいけない」理由が自分なりに分かりました。


Web制作を仕事にすると決める前から、
「好きなことは仕事にしちゃいけない」という言葉はよく知っていました。
それでも、「好きではないことを仕事にすることなんてできない」
と思ってこの道を選びました。

マークアップするのはすごく楽しいし、CSSを組むのも好き。
だけれども、「好きなことは仕事にしちゃいけない」という、
その本当の意味も理解できました。


仕事というものは、必ずお金が絡んでくる。
自分の技術の対価として、お金が返ってくる。そして、納期という時間の制限も出てくる。
つまり、自分の思うままに制作することはできないということ。


獣医を例にすると分かりやすいと思う。
獣医になれば、動物と触れ合い、動物の命を救うことができるけれど、
動物の死を目の前で看取ったり、場合によっては安楽死とか、殺さなければならないこともある。
だから、「動物好きの人が獣医になるって、本当はすごくつらいことなんじゃないか」って思ったとき、
ああ、「好きなことを仕事にするということはつらさも伴う」んだなということが理解できたのです。


HTMLやCSSに命はないけれど、
私にとってWebサイトは自分が生んだ子供に等しい存在です。
キレイにマークアップしてあげたいし、きちんと構造化したい。
(コードにとってそれは幸せかどうか分からないけれど)

でもそれは、納期や工程、報酬によって実現できないこともある。
自分や会社にとっての利害関係が絡んだとたんに、自分の好きなようにマークアップができなくなる。

納期内で商品を納めるために、納得のいかないマークアップをするときもあるだろう。
そのつらさに耐えられないから、
「好きなことは仕事にしちゃいけない」という言葉が出たんだと思う。


マークアップというのは、クライアントに理解されにくい部分であり、
自己満足でしかない場合も多いけれど、私はマークアップが好きです。
この仕事を選んだのも、自分の好きなマークアップに触れていられるからです。


「好きなことは仕事にしちゃいけない」とい言うのは、やっぱり逃げているだけだと思う。
仕事にすることで失われる「何か」は、自分の努力によって減らすことができると思うから。

汚いコードを書くのは本当につらいけれど、それは自分の能力のなさのせいでしかなくて。
自分の無力を棚に上げて、会社や環境のせいにすることはしたくない。


この気持ちを忘れずに、これからもマークアップしていけたらという戒めをこめて、
記事を書きました。

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プロフィール
名前: ゆーり
職業: コーダー(模索中
趣味: Web制作
自己紹介: 某Web製作会社の入社5年目のマークアップエンジニア。専門はHTMLとCSSとMT(自称)。
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